FRCチームYukikaze Technologyとは?
Yukikaze Technologyは札幌圏に住む中高生約25人で構成されたチームです。公立・私立・通信・高専と、様々な学校に通うメンバーが一同に会い、北海道で初のFRCチームが誕生しました。 2022年シーズンはFRCハワイ予選大会に出場し、日本チームで2番目となるヒューストン世界大会への出場や、FGC(FIRST® Global Challenge)のスイス大会へ、2023年シーズンはFRCハワイ予選大会へ参加しました。
基本情報
チーム番号 | 8853 | |
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チーム名 | Yukikaze Technology(ユキカゼ・テクノロジー) | |
設立 | 2020 年 5 月 25 日 | |
代表 | 川瀬 冬馬 | |
副代表 | 岩城 瑛大 | |
運営/アウトリーチ部門 | 石井 涼太 岩城 瑛大 小野寺 咲妃 |
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ロボット部門 | 川瀬 冬馬 藤原 言葉 小熊 悠大 白方 煌真 渡辺 諒 |
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会計部門 | 小野寺 咲妃 | |
事務局 | 永井 慧 鈴木 瀬那 伊藤 原野 太田 藏之介 小西 恭平 藤井 亮太 浅野 颯太 |
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広報担当者 | 小野寺 咲妃 | |
口座管理 | 鈴木 瀬那 | |
メールアドレス | 運営班: frc[ @ ]yukikaze.tech ロボット班: robot[ @ ]yukikaze.tech |
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電話番号 | 代表:080-7726-0135 広報:080-8298-6839 |
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お問い合わせ | フォームへ |
代表あいさつ
FLLについて
FLL(現FIRST® LEGO® League Challenge)とは、9~16歳を対象とした国際ロボットコンテストです。日本では2004年から大会が開かれています。全世界から110カ国、約67,000チームが参加しています。世界大会は毎年世界数ヶ所にて開催され、日本からは1つの世界大会につき1~3チームが代表として参加します。
この大会はFRCの運営元、FIRST®が開催し、FLL、FRC、FGCのFIRST Programsの一環です。FLLは4〜6歳対象のFLL Discover、6〜9歳を対象としたFLL Explore、そして9〜16歳を対象としたFLL Challengeで構成されていて、私たちはFLL Challengeに4年間参加していました。
FLLもFIRST Programsの一環です。つまり、FIRSTの信念、「More Than Robots」という考え方も継承しています。FLL Challengeには、「ロボットゲーム」と「プレゼンテーション」の2つの項目があります。
ロボットゲームでは、2分30秒の間にフィールド上のミッションをロボットで攻略していきます。基本的にはビジュアルプログラミングを用いて、完全自立走行のロボットを作成して大会に挑みます。
プレゼンテーションは「ロボットデザイン」「イノベーションプロジェクト」「コアバリュー」の3つに分かれます。概要は以下の通りです。
- ロボットデザイン:ロボットゲームで使用したロボットの効率性や耐久性などを発表し、正確性を上げるための工夫などをアピールする。
- イノベーションプロジェクト:毎年発表されるテーマに基づき、社会の問題点を見つけて解決方法を提案する。
- コアバリュー:チーム内での問題解決や、他者との関わりについてFIRST®の理念に基づいた自分達の活動を説明する。
私達のメンバーの約半数は、「North Japan」としてFLLに4年間参加していました。この活動で学んだFIRST®の精神を今でも大切にして活動しています。
チーム理念
私達はFRCの参加に留まらず、社会貢献を含めた幅広い活動を行うため、以下の3つの理念を掲げています。1. STEAM教育が浸透していない地域においても、FLL・FRCといったプログラムを認知してもらう。
STEAM教育の地域格差は歴然です。例えば日本中から集う124ものFLLチームのうち、現在北海道には私達の後輩チーム「North Japan Infinite」しかありません。私達は幅広い地域の子供達が未来のために学べる環境を作っていきます。
2. ロボットだけでなく、プレゼンや資料作成といった分野についても学べる機会を提供する。
「ロボットだけ」に特化したロボコンだけだと物足りません。ロボットの他にもプレゼン力や運営力、交渉力などが問われるFIRST®の教育プログラムは他に類を見ません。そんなFIRST®プログラムを広めることは極めて重要だと私達は考えています。
3. FRCチームを作りたいと思う方をサポートする。日本国内でのFRC地区大会実施を目指す。
FRCは日本に予選大会がありません。Japan Regionalの開催には、参加チーム(国外問わず)が27以上、3年以上の継続した運営、そして英語での大会運営の可否が問われます。現在日本チームは3チームですが、私たちが地方チームのパイオニアとなってFRCの日本での発展に貢献していきます。
実績
※ 2020年までのFLLでの実績は「North Japan」の実績です。2016年
- FLLチーム「North Japan」誕生
- FLL東日本大会へ出場
2017年
- FLL全日本大会へ出場
2018年
- FLL東日本大会へ出場、総合9位
- FLL全日本大会へ出場
2019年
- FLL東日本大会総合準優勝
- FLL全日本大会準優勝
- トルコ世界大会Project部門「Innovative Solution Award」優勝
- トルコ世界大会Robot特別部門「HSBC Special Award」受賞
2020年
- FLL東日本大会総合準優勝
- FLL東日本大会プロジェクト部門優勝
- FRCチーム「Yukikaze Technology」結成
2021年
- FRCチーム登録完了(チーム番号8853)
2022年
- FRCハワイ地方大会「Regional Finalist」受賞
- FRCハワイ地方大会「Regional Rookie All Star Award」受賞
- FRCヒューストン世界大会(FIRST® Championship 2022)出場
- FGCジュネーブ大会(FIRST® Global Challenge 2022) 日本代表として出場
2023年
- FRCハワイ地方大会 出場
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川瀬 冬馬
自分の手で作ったものが動くという体験は、私にとって非常に魅力的で、特にロボットに夢中になりました。その中で、「FLL(FIRST LEGO League)」というレゴを使ったロボットコンテストに出会いました。これが私が今、FRC(FIRST Robotics Competition)に参加する最も大きな理由となりました。
FLLには3年間取り組み、その経験を通じてFRCチームのYukikaze Technologyのメンバーから「FRCに興味はないか」と誘われたことによりFRCについて考えるようになりました。 最初は資金調達やイベントの運営など、多くの困難を予想していましたが、実際に参加してみるとこれほど面白く充実したロボコンがあるとは思いませんでした。
この活動を通じて、資金集めやイベントの企画・運営を通じてコミュニケーション能力やマネージメント能力を身に着けることができました。これは将来において、非常に貴重な経験になると確信しています。
北海道にはFLLやFRCチームが少なく、世界的にまだまだSTEM分野の教育が充分に浸透していないのが現状です。私たちの役割は地方都市からでも高校生やそれよりも若い世代の子供たちが未来の技術や体験に触れる機会を提供し、それを支えていくことだと思います。
上述の通り、私たちの活動はロボット製作にとどまらず、企業訪問やイベントの開催を通じて得られることがたくさんあります。
私たちと一緒にこの素晴らしい経験を共有し、未来を創りませんか?